ある日曜日の風景
昨日は、祖母の管理する畑で大和芋の種植えがあるという事で、うちリハ本店スタッフ原田君と共にお手伝いに行ってきました。
原田君は現在1人暮らしという事で、野菜がもらえるとの巧みな社長の話術に引っかかって、手伝う羽目になってしまっての参加です(^_^)/
といっても、自分達が着いた時には、時すでに遅く大和芋の種植えは終了していました。(※朝早くからやっていたみたいです。自分達が着いたのは11時過ぎ*1)
なので、急きょ予定を変更して、昼食後にキャベツの収穫と長ネギの収穫を手伝う事になりました。
その時の写真
キャベツの収穫方法を真剣に教わる原田君
収穫できて達成感を感じている原田君
上手く収穫出来てちょっと調子に乗っている原田君
社長と一緒にネギを収穫する原田君
社長と同時に始めたのに、若さとのみ込みの早さで、圧倒的に差をつけていく原田君
ネギを片手に、深谷を満喫する原田君と社長
今回は、本店スタッフ原田君に手伝って(犠牲になって)もらいましたが、次回は誰に順番が回ってくるのか、乞うご期待!!
ちなみに、昼食、夕食、送迎付きです。(昼食は自家製カレー、夕食は近くの居酒屋でお腹一杯食べて飲んでもらいました。)!(^^)!
*1:+_+
理学療法を学ぶ事=ビジネスを学ぶ事?
昨日、『問題解決能力を身に付ける』授業を母校の養成校で行おうとしているというお話をさせて頂きました。
ここでは、次回以降で学生に講義をしようとしている内容の概要をお伝えしようと思います。
タイトルは、
『これからの社会に通用する人材になる為の地域理学療法概論』
~一流の問題解決能力を身に付けられるメソッドとは?~
です。(ちょっと、大げさだとは自分でも思いますが、これぐらいのインパクトがあった方が学生の動機付けになるのかなと・・・(^_^;)
内容は、
1.ICF=SWOT
・ICFの概要
・SWOTの概要
・ICFとSWOTの共通点
・学生自身のSWOT分析(自分自身をSWOTで評価)
2.リハビリテーション計画書=PDCAサイクル
3.統合と解釈(考察)=5-WHY(ロジカルシンキング)
みたいな感じです。
今回はこの中から、1.のICF=SWOTについてご紹介させて頂きたいと思います。
ICFとは、みなさんご存知の通り国際生活機能分類(人間のあらゆる健康状態に関係した生活機能状態から、その人をとりまく社会制度や社会資源までをアルファベットと数字を組み合わせた方式で分類し、記述・表現しようとするもの)の事です。
実際には、利用者様の状況や背景を分析する事を目的として、アセスメントの時等に使用します。
自分の考えるICFのポイントは、
①プラスの因子とマイナスの因子をアウトプット
②個人因子だけでなく環境因子もアウトプット
している事だと思います。
対して、
SWOT(分析)とは、自社を取り巻く環境を,
内部環境:強み(Strengths)、弱み(weaknesses)
外部環境:機会(Opportunities)、脅威(Threats)
の4つの視点で洗い出し、企業として戦略を立てていく上での手法の1つです。
このICFとSWOT、少し似ている点がありませんか?
自分の主観で、やや強引な結びつけかも知れませんが、
①内部環境=個人因子(強み=プラスの因子・弱み=マイナスの因子)
②外部環境=環境因子(機会=プラスの因子・脅威=マイナスの因子)
と読み替えられる気がします。
という事は、ICFを学ぶ=使いこなせるという事は、ビジネス手法としてのSWOT分析を学ぶ=使いこなせると同義なのではないでしょうか?
学校の授業を通して、もしくは評価実習、臨床実習を通して、利用者(患者)様をICFで評価する事をマスターする事ができれば、学校卒業時には、SWOT分析に近い分析能力を身に付けている事になるはずです。
正直、自分もまだ全然使いこなせていませんが、SWOT分析は、自社もしくは自分を客観的に分析するのにも有効だと思います。
こういう話をすると、語弊があるかも知れませんが、自分や自分の勤めている会社(病院・施設)を客観的に分析出来て、改善点を明確にし、改善する為の行動に結びつけていける能力があれば、仮に将来的に理学療法士以外の職業を選択したとしても、1人の社会人として自分の力で食べていける気がするんですよね。
理学療法を学ぶという事→
それ自体が自分が将来どんな職業についても必要なビジネススキルを身に付ける学習になっている
この貴重さに気づいてもらえるような授業(及び実習指導)を出来ればと考えています。
ちなみに、現在社会人の自分が、問題解決関連やビジネス系の本を読むときに楽しく読めるのは、ベースに理学療法という問題解決手法を学んでいるからなのかなとも思ってしまいます。
ICFやSWOTをしっかり学んでいる方からすると、異論があるとは思いますが、あくまで真下個人の私見という事でご容赦願いますm(__)m
管理職会議という名の管理職研修(&社長研修)
うちリハでは、水曜日に各種会議を開催しています。
第1水曜日:運営会議(常勤職員全員参加)
第3水曜日:顧客満足度委員会(任意参加)
第4水曜日:管理職会議(各部署の所属長)
一昨日は第4水曜日という事で、管理職会議を原郷店で開催しました。
各部署の所属長による管理職会議は、今回が2回目です。
(※以前は違う形で開催していました)
実は前回の会議は、ファシリテーターである自分の力不足のせいで長時間かかってしまいました。
今回の会議を迎えるにあたって、前回の反省を生かして、会議の目的をより具体的に、明確にするように変更してみました。
→集まる事が目的・・・ではダメですよね。(スタッフにも家庭があるので、短時間で効果的にできるのであれば、それに越した事はないですよね)
そして上記を踏まえて、自分の考えた管理職会議を開催する目的は、
『管理職が、業務上の課題を通して、問題解決能力とリーダーシップ(マネジメント能力)を身に付ける為に行う学習の場』
としました。
結局、この業種の場合の商品って、『対人サービス』だと思うんですよね。言葉遣いやマナー、医療技術等のサービスをいかに高いレベルで提供できるかにかかっていると思います。そして、それを達成する為には、問題解決能力とリーダーシップ(マネジメント能力)を合わせ持った人材を数多く育成する事、これにつきると思います。
そう考えると、代表である自分と管理職を含めた7人は上記の能力は必須と思いますので(自分が理解していないのに、部下に教えられないですよね)、今回からその部分の学習をする事としました。
その中での今回のテーマは、初回という事もあるので、『問題解決の考え方の基本』から学ぶ事にしました。
管理職者には事前に、
①各部署の課題(問題点)の抽出
②その課題(問題点)の分析
③分析結果から導き出した対策(アプローチ)
について考えきてもらいました。(といっても、課題を出したのは前日ですが・・・)
そして、その考えてきてもらった内容を1人10分(質疑応答・他部署からのアドバイス含む)で発表してもらいました。
結果からいうと、みんな良く考えてきてくれていました(前日出した課題なのに)。日頃から、常により良いサービスを意識して仕事をしてくれているんだなと、非常に嬉しかったです。
と、今までだったらここで終わりにしていたんですが、先程目標にした『問題解決の学習』という視点から考えると、①~③の内容について改善の余地があったのも事実でした。今後も、利用者様及びそのご家族・ケアマネージャー様のニーズに応え続けていく為には、その改善の余地のある部分を放置せず、原因を突き詰めて向上させていかないと、法人としての成長にも繋がらないような気がします。(と、漠然と思っていたら昨日のカンブリア宮殿に出演していたユニバーサルスタジオジャパンの社員の方も同じような事をおっしゃっていました。)
最後に自分から、問題解決の考え方について、事例を上げて伝えさせてもらいました。思いの他好評だったので、来月も仕事を通した事例を通してスタッフの成長に繋がるアプローチを行っていこうと思います。(まずは、自分が学ばないといけないなと再認識しました)実は正直、仕事上での判断等、感覚で仕事をする部分が多かったのですが、この本を読んでから、少し客観的(ロジカル)に問題を捉える癖が少しついてきたように思います。
子供向けに作られているので、非常にわかりやすいのが一番のポイントですが、大人の方でも参考になると思います(事実、私も参考になりました^^;)
現在、自分の母校の理学療法学科の学生に、非常勤講師として授業を教えにも行っているのですが、授業にこのエッセンスを取り入れたら、面白そうだなと密かにたくらんでいます。(^_^)/
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
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人は何のために働くのか?
今回の内容は、タイトルの通りです。
『人は何のために働くのか?』常に自分の頭の中にあるテーマです。
自分は、老人保健施設~病院勤めを経て、デイサービスという業種で起業しました。
起業した理由は、今までにない、介護保険分野のリハビリサービスを自分の力で作りたかったから。
『自分の理想のリハビリサービスを利用者様に提供する』これが、開業当初のうちリハ(自分)の目標でした。
しかし、開業して壁にぶち当たります。開業して半年、来て下さる利用者様が増える気配がありません。
何でだろう?真剣に考えました、どうして利用者様が来て下さらないんだろう?
悩んで悩んで悩んだ挙句、以前勤めていたデイケアで施設長をしていた頃に『通いたくなるデイケアを作ろう』とスタッフと共にアイデアを出しあっていた事を思い出しました。
そしてその振り返りの結果、今の自分は、少し自分中心の考えになっているんじゃないかと気付きました。
そもそも、サービスとは、ただ単に『自分が何を提供したい』ではなく、利用者様(ケアマネージャー様及びご家族様)のニーズに対して自分が、『何を提供できるのか』のはずです。
その視点が、開業当初のうちリハ(自分)には足りなかったんですよね。
現在は、このブログでもお伝えさせて頂いている通り、利用者様(ケアマネージャー様及びご家族様)のニーズを参考にさせて頂き、『七夕飾り』や『バス旅行』など、利用者様のニーズとリンクしたサービスを提供できるようになってきました。
しかし、うちリハスタッフは現状に満足せずに、次は何を企画したら利用者様の方々に喜んでもらえるか考えてくれています。(現在3店舗合同の対抗戦を開催中!(^^)!)
社長として、本当にいい『仲間』に恵まれたなと思います。
でも、何でそんなに頑張れるのか実は不思議でした。そんな中で出会ったこの本にその答えのヒントがありました。うちリハスタッフはひょっとして『他己実現』の為に頑張る事で、『自己実現』を実感できているのかなと・・・。
自分は、うちリハグループを『うちリハでの仕事を通して、スタッフが自分に自信を付けて、成長を実感できるような』職場にしたいと本気で思っています。
『利用者様の自己実現』を『自分の自己実現』として捉えられるスタッフを一人でも多く育てる事、それが自分自身の現在の『目標』になりました。
これからも、『他己実現の為の自己実現』をキーワードに頑張っていきたいと思います。
小倉理学療法士の初勉強会について
先日ご紹介した、小倉理学療法士による技術向上研修についてのご報告です。12月7日(月)の業務終了後、原郷店にて開催されました。
ご覧の通り、多数(約9名)のスタッフが参加してくれました。
内容は、利用者様へリハビリを提供する時の触り方や、姿勢、重心の評価等、盛りだくさんな内容でした。
その後、全員ペアになって体験しながら色々学習しました。今回、初めての試みでしたが、非常に良かったと思います。一番良かったのは、理学療法士だけに向けた内容じゃなく、他職種でも興味を持てる内容になっていた事。実際、理学療法士、看護師、ケアマネージャー、相談員、介護スタッフと様々な職種が参加してくれました。
次回にも、乞うご期待です。(^-^)/
久しぶりのアップになります。
長らくお待たせいたしました。
待ってらっしゃる方はいないかも知れませんが・・・*1
久しぶりにブログの記事をアップします。
前回アップしてからこれまでの間、色々ありました。
10月の訪問看護ステーション立ち上げ&原郷店の定員増
11月の居宅介護立ち上げと、バタバタな毎日でした。
でも、自分よりも現場で働くスタッフの方が何倍も大変だったはずなのに、
苦情一つ言わずに働いてくれています。
本当にいい仲間に囲まれて幸せな社長です(^^)
ブログでアップしたい内容も、この間いっぱいありました。
上記立ち上げの部分や、利用者様と行った沼田へのバス旅行(りんご狩り)、
冬といえば『おでん』という事で、利用者様と作った『おでん調理レク』、
本店・理学療法士の竹君が、東京で開催されたイベントでパネラーを務めたり、
本当に色々ご報告したい内容が山盛りです。
一気にアップするのはちょっと厳しいので、徐々にお伝えしていきますね(笑)
さてここからが本題。今回は、昨日開催した恒例の『ちょっと変な運営会議』で、
自分から提案させてもらった内容についてのご報告になります。
提案内容はというと、『委員会』方式の導入についてです。
『委員会制度』についての企画書の内容を抜粋して掲載したいと思います。
テーマ(what):
増えてきたスタッフの人材教育及び風通しの良い組織作りの一環として
委員会制度を導入する
根拠(why):
新たな事業のスタートに伴い、業務課題の増加が予想される。
多岐に渡る課題を分類し、分野毎に解決していける組織作りが、急務である。
実施者(who):
任意の参加したいメンバー
実施場所(where):
原郷店
実施期間(when):毎週水曜日
第1週:ちょっと変な運営会議
第2週:経営カイゼン委員会
第3週:顧客満足度向上委員会
第4週:職員満足度向上委員会
実施方法(How):
遠くから通っているスタッフや子育て中のスタッフも多いので,各委員会は基本的に自由
参加とします。
※あくまで自己研鑽の一環としての位置付けになるので、不参加でも人事考課には影響
しません。
各委員会で議論した結果は、後日議事録で公開。
各委員会で決定した内容については各店舗に提案。
→導入するかは所属長判断で決定。
備考(各委員会のイメージ):
【経営カイゼン委員会】
異業種の事例等も参考にしながら、㈱和一として経営改善できる所はないか考える
委員会。
【CS(顧客満足度)向上委員会】
どうしたら、利用者様及びそのご家族、ご利用者様を紹介して頂いたケアマネージャー
様の満足度を上げる事ができるのかを考えていく。
新たなイベントの考案や、レクリエーションの提案、接遇マナーの向上についても検討
していく。
【ES(職員満足度)向上委員会】
どうしたら、職員の満足度を上げる事が出来るのかを考えていく。
有給休暇の取得率を上げる方法や、同僚、部下、後輩のやる気を引き出すような指導方
法は?等、他社の事例等を参考にしながら、㈱和一に合った方法を模索していく。
以上です。自由参加という形になるので、参加メンバーが自分1人という事もあるかと
思いますが、それはそれでいいかなと思っています(笑)
参加できなくても、提案だけでも出してもらえれば、色々考える材料になりますので
!(^^)!
長文になりましたが最後にもう一つご紹介。
顧客満足度の向上につなげる為のスタッフのスキルアップの一環として
中山道店の施設長、小倉理学療法士がリハビリ勉強会を企画してくれました。
※定期的に東京まで研修を受けに行って自分の技術を磨いています(^O^)
テーマ:『触診や姿勢の考え方』
日 時:12月7日(月)18時半~19時半(予定)
場 所:中山道店
受講料:500円
今回は、うちリハスタッフの中で、希望者のみ受講する形になります。
※内部研修なのに、受講料を徴収するという斬新な形にしました(笑)
→受講料は講師が自由に設定していいことになっています(笑)
さぁ、何人参加するのか?どんな研修内容になるのか?乞うご期待!!
内容等は、次回ブログにてアップする予定です。
ちなみにさっそく、受講料を値切っているスタッフもいました(笑)
*1:+_+
うちリハの、ちょっと変な運営会議
毎月第1水曜日は、うちリハグループの運営会議の日です。
昨日(8月5日)も、予定通り開催しました。
会議の流れとしては
①各店舗からの記録(帳票関係)等の進捗状況
②各店舗で実施したレクリエーションの内容
③ほめられた事
④アドバイスを受けたこと(反省点)
⑤新たな企画
を店舗毎やスタッフ毎に報告してもらっています。
そして、タイトルにも書かせて頂いた、ちょっと変な~
の部分ですが、『変』なのは何かというと、
経営状態(月間の収支等)をスタッフに公開している事です。
月に何名のご利用者様に来ていただいているのか、
お1人のご利用者様からおいくら位頂いているのか、
等を公開しています。
その他にも、店舗毎の月間の収入、支出、利益も完全公開しています。
その理由としては、会社の経営状態を把握する事で、
一人一人のスタッフに経営感覚を養ってもらうという意図があります。
経営感覚を養ってもらい、
①現在提供しているサービスの顧客満足度はどうなのか?
②頂いているお金に見合うサービスを提供できているのか?
③より良いサービスとは何か?
等を考えることのできる力を身に付けてもらおうと思っています。
この業種、利用者様(お客様)に提供できる最大の商品って
スタッフ(のサービス)だと思うんですよね。
利用者様(家族様・ケアマネ様)の期待を超えるサービスを産み出すのも
、提供するのも、現場のスタッフ。
『スタッフの成長』=『商品の品質の向上』ではないでしょうか?
うちリハグループでは、スタッフが安心して働けて、成長を実感できる職場環境を作ることができれば、結果として利用者様へのサービスの品質が上がるのではないかと考え、日々職場環境の改善に努めています。
下記に運営会議の写真をアップしました。
皆様お待ちかねの企画や、うちリハ初となる企画等、3案も発表されました。
順次、実行していく予定ですのでご期待ください!!