『第3回』症例検討会開催
ひさしぶりのブログ更新になります。
昨日は、職員研修の一環としての症例検討会を開催しました。
※竹君、堀野君、重松君が中心となって今年からスタートさせてくれた企画で今回が3回目の開催となります。
今回のテーマは、『抑うつ状態の利用者様に対して』です。
講師は、新人理学療法士の市川君が務めてくれました。
内容は、こんな感じです。
①症例紹介
②ご利用までの経緯:以前までの生活
③ご利用までの経緯:去年の出来事
④ご利用までの経緯:去年から今年にかけて
⑤ご利用までの経緯:利用開始
⑥ご利用者様のサービスご利用時の様子の概要
⑦グループワーク:今回の症例のご利用者様に対する接し方と予測できる結果
⑧グループワーク:デイサービスとしてできる環境設定
⑨グループワーク:今回の症例のご利用者様のゴール設定
⑩上手くいかなかったアプローチ
⑪上手くいったアプローチ
⑫現在までの経過
どうですか、盛りだくさんですね。
新人でありながら立派に講師を務めあげた市川君に感謝です。
準備も含め発表する事自体も、もちろん大変な事ですが、自分の上手くいかなかったエピソードも盛り込んで話をしてくれたその『勇気』にまた、『感謝』です。
人間、上手くいった事は話したくなるものですが、上手くいってない事は、なかなか話せるものではありません。
できれば、隠しておきたいというのが正直な気持ちではないでしょうか。
その葛藤を乗り越え、他のスタッフの前で堂々と発表し、グループワークを通して他のスタッフからもらったアドバイスに対して、『参考になりました』と素直にいえるそのメンタリティ、身贔屓かもしれませんが、素敵すぎます!!
今回を機会に、1人でも多くのスタッフが、日頃仕事をする中で上手くいっていることと上手くいっていない事を、他のスタッフの前で発表するようになっていってくれるといいなと考えています。
もちろん、セラピストだけでなく、相談員、介護職員、看護職員、ケアマネージャーと多職種が発表できるのが理想です。
ちなみに、症例検討会を行う事で得られる副次的な効果は、
下記のような効果があると自分は考えています。
【症例検討会を行う事で得られる副次的な効果】
個人が持っている優れた『暗黙知』を他のスタッフへ伝達し共有できる
〇発表者の取り組み発表
発表者の暗黙知→他のスタッフへ伝達
〇グループワーク
グループ内メンバーでの暗黙知の共有
〇グループで出た回答の全体発表
他のグループ及び発表者への暗黙知の伝達
うちリハグループで働いていると、いつのまにか優秀なビジネスパーソンになってしまうという仕掛け、仕組み、取り組みをいくつ用意できるが、自分の役割(ミッション)なのかなと最近は良く思います。
発表者の市川君、企画・調整してくれたスタッフ、参加してくれたスタッフ、みなさんお疲れさまでした。
昨日よりも今日、今日よりも明日、少しずつでもみんなで一緒に成長して、利用者様にいいサービスを提供していきましょう!!
発表者の市川理学療法士
グループワーク等の様子