真下社長のしくじり日記 第0章:社会人失格

この4月から新人スタッフも数多く入社してきました。みんなフレッシュでガッツが合ってやる気に満ち溢れています。

近頃の若者は・・・という年齢に自分も少し差し掛かってきましたが、自分の社会人デビューを思い起こしてみると・・・ひどいものでした。(ー_ー)!!

その時のエピソードを少し今回お伝えしたいと思います。

 

第0章

社会人失格

 

私、真下が、大学を卒業して就職した最初の職場は、老人保健施設の開設準備室でした。

その時のメンバーは、施設長、相談員、事務長、新卒の学生が自分を含めて4名(男性2名・女性2名)の計7名でした。

開設準備は、施設のシンボルマークを決めたり、パンフレットの作成、人事考課制度の作成、近隣住民の方への営業(初めて、利用につながった時の感動は今でも忘れません。)等、多岐に渡るものでした。

大学を出て、初めてする仕事で緊張しながらも、楽しく仕事をする事ができていました・・・途中までは(+_+)

結論からいうと、自分の社会性の無さが段々、露呈してくるようになり、結果、部署及び職種を転々とするという事態になります。

今思うと、確かに使いづらい新人だったと思います。例えば、

しくじり①

準備室勤務時にガラス製のドアを取り外して掃除をしたのですが、きれいに拭きすぎたんでしょうね。きれいに拭き過ぎた結果、一点の曇りもなくなったので、透明過ぎて見えずに、乾かす為に床に置いておいたそのガラスのドアを、踏んづけて割ってしまうという大失態を起こします。

しくじり②

人事考課制度の研修で、もう1人の新人の男性スタッフと神奈川の方に行ったと思うんですが、正直、今考えてみても、新人には難しい内容だった思います。(賃金フレームの設計等)

ただ、私、真下には難しい課題だったんですが、課題に対して一緒に行った男性スタッフは、持ち前のガッツで食いついていくんですよね。自分を追い込んで自分が満足するまでやり遂げる。

それとは引き換えに私、真下といえば、これは難しすぎると最初から自分に限界(という名の言い訳)を作って、課題のレポートもそこそこのレベルであきらめて提出。

そんな意識で仕事をしていたら、タイトルにもある通り社会人失格ですし、同僚とはどんどん差が付きますよね(ー_ー)!!

 確かに、今の社長という立場で、その当時の自分と、ガッツのある男性スタッフ、2人の内どちらか採用するとしたら、それは後者を選びます(^_^;)

そんなこんなで任された仕事に対して期待に応えられない真下の働く職場は、以下のように

2年間で変化していきます。

入職時  :開設準備室スタッフ(事務職)

その半年後:デイケアスタッフ(介護職)

     →介護職が足りないという理由により

その半年後:老人保健施設の夜勤を兼務(介護職)

     →施設介護職の退職により、夜勤者が足りないという理由により

その半年後:在宅介護支援センターの相談員職

     →社会福祉主事をたまたま自分が持っていたからという理由により

正直、この2年間は、全て周りのせいにしていました。

上司のせい、職場のせい・・・

自分が何ができるのか?何の仕事が向いているのか?社会人としてやっていけるのか?

自分の人生の中でも、全く先が見えていない時代のエピソードです。

『他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる』

この言葉を胸に、心機一転、この後、退職をして別の老人保健施設に就職するのですが、そのお話はまた別の機会に・・・。

 

最後に、この当時は辛かったですが、今だから言えることが1つあります。

それは、どんな経験も無駄にはならないという事です。

現在、介護事業所の社長業をする中で必要な能力のベースを、この時代から身に付ける事ができたと思っています。

①立ち上げ(開設)のスキル

通所介護職としての視点

③施設介護職としての視点

④相談員職としての視点

⑤社会人として必要な処世術

 

まだまだ、社長としても、社会人としても勉強中の自分ですが、今日よりもあした、あしたよりもあさって、色々な経験を糧として、少しずつでも成長していこうと思っています。

追伸

昨日のしくじり先生で、でんじろう先生が出ていましたが、凄くいい話をされていたので、その言葉をここで紹介させて頂いて終わりにしたいと思います。

『やりたくない事も経験した人がやりたい事で成功できる』

自分の場合、介護の仕事をやりたくなかった訳では無いですが、自分で望んで異動した訳ではなかったんですよね。ただ、結果的に今の自分の仕事も、医療・介護の仕事になっている。不思議ですよね。あの時の異動がなかったら、今の自分はいないかも知れない。株式会社和一も存在しないし、うちリハグループも存在しない。

ほんと人生って不思議だなと思います。どんな事も、ポジティブに捉えて前に進んでいこうと思います。これからも皆様、こんな社長ですがよろしくお願い致します。m(__)m