管理職会議という名の管理職研修(&社長研修)

うちリハでは、水曜日に各種会議を開催しています。

第1水曜日:運営会議(常勤職員全員参加)

第3水曜日:顧客満足度委員会(任意参加)

第4水曜日:管理職会議(各部署の所属長)

一昨日は第4水曜日という事で、管理職会議を原郷店で開催しました。

各部署の所属長による管理職会議は、今回が2回目です。

(※以前は違う形で開催していました)

実は前回の会議は、ファシリテーターである自分の力不足のせいで長時間かかってしまいました。

今回の会議を迎えるにあたって、前回の反省を生かして、会議の目的をより具体的に、明確にするように変更してみました。

→集まる事が目的・・・ではダメですよね。(スタッフにも家庭があるので、短時間で効果的にできるのであれば、それに越した事はないですよね)

 

そして上記を踏まえて、自分の考えた管理職会議を開催する目的は、

『管理職が、業務上の課題を通して、問題解決能力とリーダーシップ(マネジメント能力)を身に付ける為に行う学習の場』

としました。

結局、この業種の場合の商品って、『対人サービス』だと思うんですよね。言葉遣いやマナー、医療技術等のサービスをいかに高いレベルで提供できるかにかかっていると思います。そして、それを達成する為には、問題解決能力とリーダーシップ(マネジメント能力)を合わせ持った人材を数多く育成する事、これにつきると思います。

そう考えると、代表である自分と管理職を含めた7人は上記の能力は必須と思いますので(自分が理解していないのに、部下に教えられないですよね)、今回からその部分の学習をする事としました。

その中での今回のテーマは、初回という事もあるので、『問題解決の考え方の基本』から学ぶ事にしました。

 

管理職者には事前に、

①各部署の課題(問題点)の抽出

②その課題(問題点)の分析

③分析結果から導き出した対策(アプローチ)

について考えきてもらいました。(といっても、課題を出したのは前日ですが・・・)

そして、その考えてきてもらった内容を1人10分(質疑応答・他部署からのアドバイス含む)で発表してもらいました。

結果からいうと、みんな良く考えてきてくれていました(前日出した課題なのに)。日頃から、常により良いサービスを意識して仕事をしてくれているんだなと、非常に嬉しかったです。

と、今までだったらここで終わりにしていたんですが、先程目標にした『問題解決の学習』という視点から考えると、①~③の内容について改善の余地があったのも事実でした。今後も、利用者様及びそのご家族・ケアマネージャー様のニーズに応え続けていく為には、その改善の余地のある部分を放置せず、原因を突き詰めて向上させていかないと、法人としての成長にも繋がらないような気がします。(と、漠然と思っていたら昨日のカンブリア宮殿に出演していたユニバーサルスタジオジャパンの社員の方も同じような事をおっしゃっていました。)

最後に自分から、問題解決の考え方について、事例を上げて伝えさせてもらいました。思いの他好評だったので、来月も仕事を通した事例を通してスタッフの成長に繋がるアプローチを行っていこうと思います。(まずは、自分が学ばないといけないなと再認識しました)実は正直、仕事上での判断等、感覚で仕事をする部分が多かったのですが、この本を読んでから、少し客観的(ロジカル)に問題を捉える癖が少しついてきたように思います。

子供向けに作られているので、非常にわかりやすいのが一番のポイントですが、大人の方でも参考になると思います(事実、私も参考になりました^^;)

現在、自分の母校の理学療法学科の学生に、非常勤講師として授業を教えにも行っているのですが、授業にこのエッセンスを取り入れたら、面白そうだなと密かにたくらんでいます。(^_^)/

 

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく